2016年7月毎年3回産地訪問をおこなっている大阪よどがわ市民生協の訪タイ団の第1陣の皆さまがタイのバナナの産地を訪問しました。今回は理事長をはじめとする5名の方々が訪問をされました。
1日目は、バンコクから北へ車で1時間、PTJの自社農園があるサラブリを訪問し、パッキング場と圃場を視察しました。サラブリの生産者と交流会を行いました。
2日目は、バンコクから南へ飛行機で1時間半、更に車で1時間程の場所にあるトゥンカーワット農民会を訪れました。
トゥンカーワット農民会の方々が開いてくれた交流会では、農民会の子供たちがタイのダンスを披露、また大人も歌やダンスを披露してくれました。最後は訪タイ団も参加して皆でダンスを踊りました。短い時間ではありましたが、トゥンカーワットの生産者と交流することが出来ました。
3日目は、トゥンカーワットのパッキング場と圃場を視察。
よどがわ生協さんは組合員が購入したバナナの代金の一部をトゥンカーワット農民会の次世代農家育成プロジェクトへ支援しています。この日は、支援金の贈呈式が行われました。
その後、次世代農家育成プロジェクトに参加しているパーンヤンプロン小学校を視察。この小学校では、4年生から6年生の12名の子供たちがバナナを栽培していて、1週間に1時間バナナ栽培の授業を受けています。授業がない日も、子供たちは自分たちでバナナの栽培をしています。
現在タイの産地では、春先に起こった大干ばつと大風や嵐の影響を受けて収量不足の状況が続いています。今回の視察では、 被害を受けた圃場を目の当たりにしました。タイではバナナ不足のため首都のバナナ商人がわざわざ南部の軒先までバナナを買いにきています。タイ国内のバナナの収量不足は深刻化しています。
今回もタイの生産者を囲んでバナナ栽培の話をしたり、交流をすることができました。
PTJでは、今後もこのような産地交流を続けていきたいと思っております。
【写真:1】次世代農家支援プロジェクトに参加中の小学生と一緒に
【写真:2】次世代農家育成プロジェクト支援金贈呈式
【写真:3】トゥンカーワット農民会交流会
【写真:4】パーンヤンプロン小学校にて
【写真:5】ソムチャイさんの圃場で