10月10日、チュンポン県ターセ農協はホムトンバナナの生産者集会を開きました。
ここに招かれたppfcの新マネージャー楠田は朝から元気一杯集まった生産者の前でppfcの取り組みや日本の
生協・消費者の要望を伝えました。
無農薬栽培の基本を守りながら、パッキング場ではサイズや傷には細心の注意を払い、
虫の予防などにも気をつけながらおいしいバナナを届けて欲しい、
お互いの関係も長く安定して続けていくためにこれらの事は基本中の基本なので
守って欲しいなどをお願いしました。
70名近く集まった生産者からはトンカーワット農民会やチュンポン組合と価格の面で同等の扱いを求める声が
相次ぎ、説明に立ったptj山本がしばしば立ち往生する場面がありました。
生産者は意欲的に栽培に取り組んでいて仲間も増えている、良い品質のものを誇りを持って生産している、
味には自信がある、みんなの気持ちを汲んで欲しい・・・などなど直接思いをぶっつけて来ます。
2時間にわたる討論の末、買取価格の値上げを表明し、実施は10月19日の週からと約束しました。
その後はパッキング場を見に行き、具体的な改善点
(洗浄水、冷蔵庫設置、開放型パッキング場の根本改善計画、資材管理、用具の整備、
圃場再登録の確認、花芽切り数量の把握などなど)盛りだくさんの話し合いをし、合意に至りました。
最後は部会長のソムチャイさんの圃場と近隣の圃場3箇所を全員で視察しました。
楠田マネージャーは土壌計測器で土の状態を検査、どこもそれなりの地力がある事がわかりましたが、3番苗・4番苗につ
いては株の浮き出ているものもあり、栽培についての話し合いを進めました。
【写真】上から
1・2:元気一杯集まった生産者
3:ppfcの考え方やこれからの方向について
説明する楠田マネージャー
4:集団交渉を終えて満足の執行部
(一番前の座っている青年は一番元気に発言しました)